Thursday, March 27, 2008

80000人と4000人、1825日

ある数字を見て以来、ベッドに横たわり、憂鬱が訪れると、考えてしまうことがある。3月20日、つまり一週間前に、5年越しのひとつの語りえぬものについてである。イラク人の死者が8万人、翻ってアメリカの死者は4千人。この数字について考え続けている。イラク人がイラク人を殺し、アメリカ人がアメリカ人を殺したこともあるだろう。それでも、およそ20倍の差がある。単純な疑問が生まれる。これは戦争なのだろうか。馬鹿げている。私にはたんなる理性の敗北にしか見えない。

仮に日本で、5年の間に40人が毎日殺されたなら?人は日々何を思って、未来に何を期待して、生きていけばいいのだろう。狂気すら麻痺してしまう、この世界で。

言葉はかくも無力なのかと、打ちひしがれる。