Wednesday, October 31, 2007

地球温暖化、あれこれ

最近、『不都合な真実』の影響なのか、地球温暖化について対策を講じるべきだとの記事や特集を見かけるが、一度この番組を見てもらいたい。アル・ゴアは今でこそ、ノーベル平和賞をもらって賞賛されている。が、クリントン政権のときは、京都議定書を弱体化させて張本人らしい。冷ややか目で彼のパフォーマンスを眺め、地球の気温を下げる努力をすべし。

http://democracynow.jp/stream/070518-2/

上記のリンクで特筆すべきは、バイオ燃料の及ぼす影響について。話者の環境運動家によれば、車を食わせるか、人を食わせるの問題になるという。たしかに、その通りだ。エタノールを作るのに、とうもろこし等の穀物が必要なので、とうもろこしの値段が上がっているようだ。こんなのは、少し考えれば分かりそうなことなのに、新しい技術というだけで目が眩んでしまうのだろうか。たんに、アメリカの馬鹿でかい農家が、しこたま儲かりそうな話なだけなんだろうけども。人が食えなくなっちゃうのなら、電力なんて要らないはずだ。嗚呼、本末転倒なり。

先日、読んだ記事によると、オーストラリアは今、地熱を利用した電力の開発に邁進しており、上手くいけば、100年は確実に持続する電力供給源になるらしい。今年末には、その見通しが出るようだ。クリーンで、100年。夢のような話だけども、こういう技術革新がなければ、もう絶望するしかないところまで、状況は差し迫っている。カリフォルニアは燃え続けている。オーストラリアの草原も、雨が降らず乾ききっている。そして、燃える。

さておき、なぜにここまで、温暖化対策が遅れたのだろう。結局、温暖化を研究する科学者に圧力がかかっていたらしい。以下を参照されよ。

http://democracynow.jp/stream/070228/index.shtml

地球がなくなることはないだろう。だけども、人類はもう無理かも。取り得る最善の選択をしないといけない状況で、なぜ危機を選ぶ?

そんなことよりも、とばっちりを食った、他の生物たちがあまりに悲しい。