Sunday, December 31, 2006

言葉の力で

チキショー!写真がアップロードできねえ!

まあ、いいや。神様が言葉の力を磨きなさい、といってるんだろう。ファック神様!ありがとう神様!さようなら2006年!

いや冗談じゃなく、腐っても最後に残るのは言葉だ。笑うなよ。

というわけなので、当方の撮影した写真を見たい方は英語版の方に行ってください。あっちも頻繁に更新してるので。

http://nothing-to-be-done.blogspot.com/

Saturday, December 30, 2006

死刑執行

フセインの死刑が執行された。写真をアップロードしたつもりだが、うまくいったかわからない。以下のアルジャジーラのページに飛べば見れる。日本の死刑囚もこうやって縊り殺される。よく見てくれ。頼むから、目をつぶらないでくれ。

http://english.aljazeera.net/NR/exeres/00086B05-1552-4329-BB22-02F15D2E25DF.htm

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061231k0000m030037000c.html
フセイン元大統領:死刑執行 「人道に対する罪」で
イラク国営テレビで放映されたフセイン元大統領の死刑執行の様子=AP
 【カイロ高橋宗男】イラクのイスラム教シーア派住民殺害事件で死刑判決が確定したフセイン元大統領(69)は30日午前6時(日本時間同日正午)ごろ、バグダッドで絞首刑に処せられた。24年間にわたり同国を独裁支配してきた元大統領は、03年のイラク戦争を経て「人道に対する罪」で裁かれた。米国の影響下で行われた裁判の正当性には疑問がつきまとい、旧フセイン政権を支えたイスラム教スンニ派の反発は必至の情勢だ。泥沼化する宗派間対立に拍車がかかる恐れがある。
 中東の衛星テレビ「アルアラビーヤ」によると、米軍施設に収容されていた元大統領の身柄は午前5時半ごろ、バグダッド北部カドミヤ地区の旧軍情報部施設(現イラク軍施設)でイラク政府側へ引き渡され、同施設内で死刑執行された。元大統領はイスラム教の聖典コーランを手に、ずきんの着用を拒否して絞首台に向かったという。執行や遺体の様子は国営テレビなどで放映された。
 元大統領は11月5日、イラク中部でシーア派住民148人が殺害された「ドジャイル事件」(82年)で死刑判決を受け、今月26日に確定した。執行命令書にはマリキ首相が署名した。元大統領とともに死刑が確定していたイブラヒム元ジュネーブ国連代表部大使らは30日は執行されなかった。
 元大統領の死刑執行を受け、マリキ首相は「追放された体制(旧フセイン政権)の支持者が自らの立場を再考し、すべてのイラク人のためのイラクの再建を支援するよう望む」との声明を出し、元大統領の支持母体だったバース党の残党やスンニ派武装組織に国民和解を求めた。
 フセイン元大統領はアラブ社会主義を掲げるバース党の要職を歴任した後、79年7月に大統領に就任。政敵を排除し、シーア派やクルド人を弾圧する恐怖政治で独裁者として君臨してきた。だが、03年3月のイラク戦争でのバグダッド陥落(03年4月)後、同年12月に北部の故郷ティクリート近郊で潜伏しているところを米軍に拘束された。
 AP通信などによると、フセイン元大統領の死刑執行から2、3時間後にイラク中部クファで小型バスに仕掛けられた爆弾が爆発し、乗客ら子ども4人を含む計31人が死亡、約45人が負傷した。クファはイスラム教シーア派の聖地の一つ。
 イラク駐留米軍は30日、バグダッド西部アンバル州での29日の戦闘などで兵士4人が死亡したと発表した。12月の米軍の死者数は今年最悪の108人に達した。
 ◇サダム・フセイン元大統領 1937年4月28日、イラク北部ティクリート近郊の村に生まれる。カイロ法科大卒業。57年にアラブ社会主義政党バース党に入党。60年にカセム政権から死刑判決を受けカイロで亡命生活を送る。その後、帰国し逮捕されたが、68年にバース党と軍部が起こしたクーデターで指導的役割を果たし、69年に革命指導評議会副議長に就任。79年7月にバクル大統領の引退を受け大統領に就任、石油収入を基に社会基盤や教育環境を整備する一方、反体制派を弾圧した。湾岸戦争(91年)後に国際的孤立を深め、イラク戦争(03年)で政権の座を追われた。
毎日新聞 2006年12月30日 19時49分 (最終更新時間 12月30日 20時38分)

http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061231k0000m030042000c.html
フセイン死刑執行:各国の反応は…
 米国とイラクを攻撃した英国は「改めて死刑制度には反対の立場を表明する」(外務次官)とコメントする一方、「イラクの(死刑執行の)決定は尊重する」とも述べ、戦争の正当性と死刑反対を両立させたい難しい立場を代弁した。
 イラク戦争に反対していたフランスは「死刑に断固反対する」との声明を出し、「イラク国民の和解と団結を期待する。(死刑が)イラクの主権の完全な確立と安定につながるべきだ」と強調した。ロシアも死刑に遺憾の意を示し、「軍事・政治的情勢の悪化と民族・宗派間の緊張の増大をもたらす」と警告した。
 フセイン政権時代のイラクと外交関係を深めたインドは「死刑を執行しないよう求めてきたのに残念。不幸な結果がイラクの復興を妨害しないよう望む」(ムカジー外相)と求めた。中国は「イラク国内のことはイラク国民が決めるべきだ。イラクが一日も早く安定し、発展することを希望する」(外務省の秦剛副報道局長)との短いコメントを発表。イスラム原理主義組織ハマスが主導するパレスチナ自治政府は「死刑執行はまさに政治的暗殺だ」とイラク政府の対応を非難した。
 「賛成」の立場を表明したのはイスラエルとイラン。イスラエル外務省は「正義が実行された」と歓迎。フセイン政権時代に戦火を交えたイランも「執行を尊重する。イラク国民は勝利者だ」(外務省)としたが、「米国はこれを勝利とすべきではない」とけん制。「今後、短期だが治安は悪化するだろう」との見通しを示した。
 ローマ法王庁(バチカン)のロンバルディ報道官はバチカン放送に、死刑執行は「(イラクにおける)正義の再建につながらない」「復しゅう心を燃え上がらせ、新たな暴力の種をまくことになるかもしれない」と懸念を示した。
毎日新聞 2006年12月30日 19時58分 (最終更新時間 12月30日 20時40分)

Friday, December 29, 2006

おべっかやさん

このところ、新聞もテレビもまともに見てない。うちは朝日新聞だが、朝日新聞の社説を読むとあまりの偽善ぶりに目が汚れるので、読まないようにしている。テレビニュースも筑紫哲也のニュース23はかつて見ていたが、もうあいつはダメだ。安倍や小泉を首相にしてしまうようなものは、ジャーナリズムでもなんでもない。ただの、おべっかやさんだ。

安倍晋三なんて、こんなことを言い放った男やで。「日本は非核3原則がありますからやりませんけど、戦術核を使うということは昭和35年(1960)年の岸(信介)総理答弁で、違憲ではない、という答弁がされています。それは違憲ではないのですが、日本人はちょっとそこを誤解しているんです」「大陸間弾道ミサイルはですね、その、憲法上はですね、憲法上は問題ない」(サンデー毎日2002年6月9日号)。言いたい放題じゃないか。政治家が、ここまで憲法無視していいのか?そもそも憲法読んだことあんのか?と俺は疑ってしまう。こんなことを言っても辞めさせることのできないジャーナリズムは、ただのおべっかやさんだ。あの安倍の、微妙な「いいこぶり写真」および「育ちのよさを匂わせる映像」に、だまされる有権者も最悪だ。

というわけで、視聴者を騙し続けるおべっかやさんの番組は、帰ってから一度も見ていない。じゃ、何を見ているのか?毎日放送ですよ、大阪発ですよ。冗談じゃなく、一番感心させられるのが毎日放送のvoiceという毎日夕方6時半からやってるニュース番組なのだ。

http://www.mbs.jp/voice/

これはすばらしい。特に憤懣本舗という特集がいい。突撃ジャーナリズムのいいお手本だと思う。毎日放送といえば、あの『ウルルン滞在記』を手がけてる会社である。俺は『ウルルン滞在記』と『世界不思議発見』が、日本人の世界に対する認識を高めている番組だろうと思っている。

あと、英語やけど、この番組を視聴している。Democracy Now!というアメリカのラジオ番組。
http://www.democracynow.org/

というのも、もはやアメリカ政府の決定が日本の決定みたいになってるから、アメリカのニュースを見ることは日本の未来を見ることにつながるという、悲しくて情けない状況だからだ。

さっき、Democracy Now!をみてたら、サダム・フセインの死刑が確定したようだ。でも、このサダム・フセインという人、実はこれが2回目の死刑宣告らしい。以下、参照。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%83%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%BB%E3%82%A4%E3%83%B3

「トロイの詩人として、勝利より敗北のなかにこそ、より多くの示唆と人間性が存在する」とパレスチナの詩人、マフムード・ダーウィッシュはいう。俺は今、サダム・フセインの話を聞いてみたい。安倍や小泉やブッシュと話をしても、くだらんことしかいわんだろう。けれど、いまのサダム・フセインは一体何を語るのか、俺は知りたいと思う。誤解を怖れず言えば、獄中のサダム・フセインの方が、支持率欲しさに、選挙に勝つために本心とは裏腹の美辞麗句を並べるバカおぼっちゃまたちよりも、より多くのことを語りうるのではないだろうか?俺はひとりの人間として、ひとりの人間サダム・フセインと、軍事や政治などではなく、モラルや人間の心理について話をしてみたいと思う。

Thursday, December 28, 2006

消費せよ

いいかげんなことばかり書いている。英語版の方では幾分マジメに自分の思ったことを、ストレートに綴るように心がけているのだけど。

http://nothing-to-be-done.blogspot.com/

どうも日本人に欠けているのは基本的知識に他ならないような気がする。これは新聞、TVなどのマスメディアの影響が大きいと思うのだけれど、例えば、自衛隊がイラクに派遣されたこと、先進国で死刑制度を保持しているのは日本とアメリカだけだということは、おそらくほとんどの人が知らないと俺は思っている。たぶん、イラクを地図上で示せと言われても、ほとんどの人には無理だろう。イスラム教は、飲酒を禁じているだとか、そういうことも知らない人の方が多いと思っている。

結局、日本の教育の目的は学習者をアホにすることだと思う。政府からすれば、無知な人間の方が操作するのに好都合だし、企業からすれば、無知な人間の方が商品を売りつけやすい。商品の安全性などをチェックする消費者なんてうざったくて仕方ない。かくして、知ることを放棄し、考えないような人間を大量生産することを目的として日本社会は設計されている、とさえ俺は思っている。至上命令は、「消費せよ」だ。消費すれば、経済は上向く、と刷り込まれている。ほんとにそうか?

いつのまにか、ゴミの山が築かれる。要らない道路が作られる。ゴミ処理場を作るために、農民は立ち退かされる。原発を作るために、漁民は食っていけなくなる。誰も、原発の近くで取れる魚なんて食べたがらないから。ここでも無知ならばいいのに、こういうときだけ、つまり自分のためなら簡単に好き嫌いしてしまう。

でも、そんなのは、変じゃないか?いつか大きなツケを払わなくてはいけなくなるはずだ。でも、それを払うのは、俺たちじゃない、未来の子供たちなんだ。せめて、自分のケツくらいは自分で拭くことを心がけてもいいんじゃないか。

あー、またくだらないことを書いてしまった。
Khoda hafiz!

Tuesday, December 26, 2006

経済制裁について思うこと

イランへの経済制裁が決まったらしい。ただいろんな抜け道があるようで、実際にはあまり効果がないようだ。しかしながら、アメリカ政府にとっては大きな成功だ。ジワジワと弱らせ、数年後には武力で叩ける条件を整えたいのだろう。ほんと、バカだな。何年か前に、「アメリカの権力は失墜する」ってパレスチナ出身のアッザム・タミーミー先生が言っていたけど、その予想は的中していたではないか。アメリカは終焉を迎えつつあるように思う。一体、イラクで失敗して何を学んだのだろう。

イランはイラクよりさらに強いよ。絶対に負けるに決まってる。発想の転換が必要だよ。

けれど、イランだってアフマディネジャドというファシストが大統領なわけで。ブッシュもファシストだと俺は思っているけど、この二人、発言のレベルが同じだ。方や、「悪の枢軸」なんて放言、相手も「ホロコーストは認めない」だもんな。やれやれ、だ。歴史をちっとは勉強しろよ。二人で勉強会でも開きなさい。教材として、ランズマンの『ショア』を見ろよ。妄想が飛び交うくだらん戦略会議より、その方がよっぽど重要な公務に俺は思える。テロリストはふたりを拉致して、勉強会を開かせるようビン・ラディンに箴言してやってくれ。

あー、またくだらん日記を書いてしまった。さっさと寝よう。
buonas noches!

Monday, December 25, 2006

メリークリスマス!メリークリスマス?

キリストなんか死んじまえ!って息巻いたところで、彼はとっくの昔に死んでいるのだった。クリスマスなんかイヤな思い出しかない。特に、去年のクリスマスなんてのは思い出したくない。俺はメリークリスマスの意味さえ知らないんだ。なんとかしてくれ。

しかし俺は、律儀なんだか、どーだっていいんだが、いろんな人にクリスマスカード、らしきものを送ったのだった。海外の友人に手紙を送るなんて、筆不精なもので、普段は一切しません。これもキリスト効果か。

あと、ひとつだけ書かなければいけない手紙がある。こんなクソ文章をつづっている場合ではない。しかし、書けない。取り掛かってすらいない。どーすりゃいいんだ?キリストよ、貴様に問う。俺は何を書けばいいんだ?隣人を愛せ、なんて俺は口が裂けても言えねえ。この大甘野郎が。お前、酔っ払ってたんだろ、なあ、そーなんだろ?

こうやって、からみながら問いかけたところで、死者は何も答えないのであった。死者は誠に狡猾である。

Friday, December 22, 2006

文化保存容器、ニッポン

だ、だめだ。眠くて何も考えることができない。くそっ、なんで人間は寝ないといけないんだ。簡単だ、地球が回ってるからだ、チキショー、神様も律儀な野郎だ。一体なんで、幾万とある惑星をすべからくスピンさせなきゃいけなかったんだ?

しかし、こんな時間まで起きて何をやってんだというと、英語の固有名の探索に手間取っていた。日本文化の最大長所として、世界各地の文学を翻訳しまくったという歴史がある。音楽にしたって、レコード屋に置かれてる音楽の幅の広さときたら、シドニーなんか比べ物にならない。映画も同じ。そんなわけで、世界中の音楽や文学、映画を楽しむことは日本に住む我々の利点であり、ときに義務でさえあるように思う。誰かが言っていたが、島国日本は文化を保存する容器なのだ、と。

くだらないことを書いてしまった。さっさと寝よう。
Guten nacht!

Wednesday, December 20, 2006

悪戦苦闘

写真をアップするのにも、このblogはいろんな制約があるようで、一時間ほど苦闘することになった。俺はコンピュータなんて大嫌いになりかけている。しかしまあ、プロフィールなども書き加えてみて、少しはまともな文章を書くための準備を整えている。

実のところ、このblogは英語版の方が主流になりそうな気がする。そもそも、このBloggerというのは英語を書くために都合がいい。俺の連れは日本語が読めない人の方が多くなりつつあるので、日本語で書いても友人からの反応がなくてつまらないということもある。いろんな国の友人に、「ちょっとblogでも始めてみました」と送ってみたらオモシロいことになるかもしれない。俺の連れは五大陸に散らばっているので、そして大抵皆が活動家なので、各国の事情を分かりやすく伝えることも可能だ。

それでは。

Samuel Beckett quotes

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