Thursday, December 28, 2006

消費せよ

いいかげんなことばかり書いている。英語版の方では幾分マジメに自分の思ったことを、ストレートに綴るように心がけているのだけど。

http://nothing-to-be-done.blogspot.com/

どうも日本人に欠けているのは基本的知識に他ならないような気がする。これは新聞、TVなどのマスメディアの影響が大きいと思うのだけれど、例えば、自衛隊がイラクに派遣されたこと、先進国で死刑制度を保持しているのは日本とアメリカだけだということは、おそらくほとんどの人が知らないと俺は思っている。たぶん、イラクを地図上で示せと言われても、ほとんどの人には無理だろう。イスラム教は、飲酒を禁じているだとか、そういうことも知らない人の方が多いと思っている。

結局、日本の教育の目的は学習者をアホにすることだと思う。政府からすれば、無知な人間の方が操作するのに好都合だし、企業からすれば、無知な人間の方が商品を売りつけやすい。商品の安全性などをチェックする消費者なんてうざったくて仕方ない。かくして、知ることを放棄し、考えないような人間を大量生産することを目的として日本社会は設計されている、とさえ俺は思っている。至上命令は、「消費せよ」だ。消費すれば、経済は上向く、と刷り込まれている。ほんとにそうか?

いつのまにか、ゴミの山が築かれる。要らない道路が作られる。ゴミ処理場を作るために、農民は立ち退かされる。原発を作るために、漁民は食っていけなくなる。誰も、原発の近くで取れる魚なんて食べたがらないから。ここでも無知ならばいいのに、こういうときだけ、つまり自分のためなら簡単に好き嫌いしてしまう。

でも、そんなのは、変じゃないか?いつか大きなツケを払わなくてはいけなくなるはずだ。でも、それを払うのは、俺たちじゃない、未来の子供たちなんだ。せめて、自分のケツくらいは自分で拭くことを心がけてもいいんじゃないか。

あー、またくだらないことを書いてしまった。
Khoda hafiz!

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