Thursday, February 15, 2007

サッカー狂い

今日は、自分がどれだけサッカーを愛しているのか、ぶっちゃける。

それは、こんな記事を読んだからだった。


http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/feature/news/20070215k0000e030012000c.html

シャラポワ:国連開発計画の親善大使に就任 

14日、ニューヨークの国連本部で、国連開発計画(UNDP)の親善大使に就任、10万ドルを寄付するシャラポワさん=ロイター 【ニューヨーク坂東賢治】女子テニス世界ランキング1位のマリア・シャラポワさん(19)=ロシア=が国連開発計画(UNDP)の親善大使に就任し、14日、国連本部で記者会見した。シャラポワさんはウクライナのチェルノブイリ原発事故(1986年)の復興事業に10万ドル(約1200万円)を寄付したことを明かし、「世界にお返しできることがプロ選手である素晴らしさです」などと語った。

 シャラポワさんは事故の翌年、シベリアで生まれた。現場に近いベラルーシに住んでいた両親が胎内被ばくを心配して移住したためだった。シャラポワさんは会見で「チェルノブイリのことが心に残っていた。貧困と機会の不足が地域の若者にとって深刻な問題だ」と話し、現場を訪れたいとの希望も示した。

 UNDPの復興事業は事故の影響を受けたウクライナ、ベラルーシ、ロシアにまたがって実施されており、シャラポワさんの寄付は学校やスポーツ施設の建設など若者向けに使われるという。UNDPの親善大使にはサッカーのロナウド選手(ブラジル)やジダンさん(フランス)、女優の紺野美沙子さんらが就任している。

毎日新聞 2007年2月15日 10時19分 (最終更新時間 2月15日 10時51分)



これを読んで、ジダンのことを思い出した。以下、wikipediaより抜粋。



ジネディーヌ・ジダン:

温和な性格
敬虔なイスラム教徒であり、パーティーなど華やかな生活を好まない。 インタビュー等で見られる、はにかみ屋で静かな話し方から、謙虚で控えめな性格と評される。 チャリティー活動も熱心に行っており、人望も厚く、ピッチの外では非常に温厚なことで知られている。 また、子供時代からのアイドルは、元マルセイユのエンツォ・フランチェスコリ(ウルグアイ代表)。子供にエンツォの名前を付けるほど尊敬しており、選手として初めて対戦した1996年トヨタカップではユニフォーム交換をし、非常に感激した様子であった。

2006 FIFAワールドカップ(ドイツ)決勝戦
現役最後の試合となったイタリアとの決勝戦延長後半5分、相手DFマテラッツィの胸元に頭突きを喰らわせて一発退場。その直前に、ジダンとマテラッツィは2,3の言葉を交わしており、両者ともその内容について沈黙を続けたため、世界中で様々な憶測が飛び交い、マテラッツィによる人種差別発言の有無も取り沙汰され、社会問題となった。7月12日夕方(仏時間)フランスのTV局カナル・プリュス及びTF1によるインタビューでジダンは事件後初めて沈黙を破り、「母と姉を傷つけるひどい言葉を繰り返された」と語った。また自身の行為について、「20億、30億人が見守る中での私の行為は許されないもので、特にテレビを見ていた子供たちに謝りたい」と謝罪の意思を述べたものの、「W杯決勝の、しかもサッカー人生の終了10分前に面白半分にあんなことをすると思いますか?」「後悔はしていない。後悔をすれば、彼(マテラッツィ)の行動を認めることとなってしまう」と語り、頭突きをした行為自体は後悔していない事も強調した。7月20日、FIFAの規律委員会は、出場停止3試合及び罰金7500スイスフラン(処分当時の円換算で約70万円)の処分を決めた。ただし、出場停止処分については、彼自身がすでに現役引退を表明しているため、社会奉仕活動3日間の義務付けとなった。(→ジダンの頭突き問題を参照)

当初、その背景にはアルジェリア移民2世であるジダン自身への人種差別によるものや、のちにマテラッツィがジダンの家族を侮辱したことが原因であるとも言われたが、同年9月5日のイタリアの新聞、ガゼッタ・デロ・スポルトのインタビューでマテラッツィが「ユニホームよりもお前の姉妹(sister)の方が欲しい」とジダン側に言ったと明かした。

(引用:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%80%E3%83%B3)



本当に残念な事件だった。もっとジダンのプレイを見たかった。宇宙人と評される軽やかなボールさばき。仲間思いを表現する、柔らかい、最高のパス。フランス大会時に、ブラジルを粉砕した、ヘディングシュート。完璧な、至高のサッカープレーヤー、ジダン。

その彼が、相手選手への頭突きで、その選手生活を終えるなんてショックだった。そして、フランスは負けた。ブッフォンは最高のキーパーだし、イタリアのほうが総合力で上だった。だけど、ジダンがいるから、なにかしらの可能性を感じることが出来る。ジダンとはそういう選手だ。彼の退場で勝負は決まったようなものだった。

が、しかし。妹を侮辱されたなら、自分なら、どういう態度を取るだろうか。選手である前に、ジダンだって人間なのだ。

ジダンは世界の子供たちに謝る必要など全くない。大切な人を侮辱された時、ひとりの人間として、どういう振る舞いをするべきか、世界の子供たちに教えて、ジダンは去った。

いちサッカーファンとして、拍手をもって、彼の退場を見送るべきだったと、今は後悔している。

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