Friday, January 05, 2007

Fail better

新年会シーズンということで、いろんな友人と再会した。

まずは地元の連れ、二人と地元の飲み屋に行った。中学生のときから、変わらないこともある。いまだに中学時代のバカな話をして笑う。俺らの中学はめちゃくちゃだったので、話は尽きることがない。だけど年々、旧友たちが疲弊し磨り減っている印象を受けるのがイヤで仕方ない。少年の心が日本社会に押しつぶされていく。そろそろ俺も結婚せんとな、とか言う。キャバクラ、上司、新人の女子社員、そのほかのもの。ビール片手に、中学生のときには見せなかった表情をする。今さら、そんな顔すんなよ、といえるわけでもない。それぞれの人生をそれぞれが進めるしかないのは分かってる。それに、俺らが友達であることはいつまでたっても変わりはない。たまには息抜きにシドニーに遊びに来い、ってだけ伝えておいた。

尼崎の連れ。こっちは鍋だった。笑いに笑った。なかには調子の悪い人もいるが、やりたいことをやっている人たちは違う。表情がいい。やりたいことがはっきりしなくて、迷っているやつもいる。だけど、世間にどう思われようが、人生やったもんがちだ。それが、年々はっきりしていく。理想を持ち、試行錯誤し、実現に近づける、この積み重ねが、人の顔を作る。そうあってこそ、他人にやさしくあることができる。

サミュエル・ベケットの言葉だ。"Ever tried. Ever failed. No matter. Try again. Fail again. Fail better. "

みんな、やりたいことをやってくれ。俺もやりたいことをがんばるだけだ。そしてうまく失敗できることを心から願う。

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